
杜の街プラザ2 階にあるパブリックアートラウンジ「Le Metté Adeline ( ルメテ アデリン)」
杜の街のシンボルとなるアート、杜の街の空間デザイン
本ラウンジでは、今後の活躍が期待される若手アーティストを領域横断的に紹介しさまざまな人々を結びつけていきます。地元である瀬戸内で活躍するアーティストを発掘し、国内外へ向けて広く発信することで、岡山の芸術文化を育成していきます。
また、アートに特化したパブリックスペースとして、職・住・商があつまる杜の街の魅力を活かしながら、作品たちが地域の生活へゆるやかににじみ出ていくような空間をデザインしました。
アートラウンジのデザイン及びアートディレクションは、名和晃平がディレクターを務めるSandwich が担当。さらにオープン記念プロジェクトとして、Sandwich企画による若手アーティストたちの作品展示が開催されます。
地域とアートの新たな可能性を模索する空間がいま、動き始めます。
展示作品を3Dバーチャルギャラリーでご覧いただけます。
※Le Metté Adeline(ルメテ アデリン) のサイトにリンクします
作家紹介

- 彫刻家
- 名和 晃平
Sandwich Inc. 代表/京都芸術大学教授
プロフィール
1975 年生まれ。京都を拠点に活動。2003 年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。2009 年「Sandwich」を創設。
名和氏は、感覚に接続するインターフェイスとして、彫刻の「表皮」に着目し、セル ( 細胞・粒 ) という概念を機軸として、2002 年に情報化時代を象徴する「PixCell」を発表。生命と宇宙、感性とテクノロジーの関係をテーマに、重力で描くペインティング「Direction」やシリコーンオイルが空間に降り注ぐ「Force」、液面に現れる泡とグリッドの「Biomatrix」、そして泡そのものが巨大なボリュームに成長する「Foam」など、彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出してきた。
近年では、アートパビリオン「洸庭」など、建築のプロジェクトも手がける。2015 年以降、ベルギーの振付家/ダンサーのダミアン・ジャレとの協働によるパフォーマンス作品「VESSEL」を国内外で公演中。2018 年にフランス・ルーヴル美術館 ピラミッド内にて彫刻作品「Throne」を特別展示。